園日記

毎日が檜舞台

森の樹保育園の子どもたちは檜の床の上で暮らしています。
廊下も保育室も、190 ㎡のホールも、0 歳児室の赤ちゃん用階段もすべて檜の床です。
だから、森の樹の子どもたちは毎日「檜舞台」に立っているというわけです。



ひときわ目を引く黒びかりする床の美しさは、
子どもたちが毎日朝晩雑巾がけをしてくれた賜物。

無垢の檜、しかも何も塗ってありませんから、
木は床になっても生きて、息をしています。

湿気が多いときは湿気を吸ってくれますし、乾いているときは、
木が湿気を空気の中に放出してくれます。

弾力性と抗菌性に優れていること、そして温もりがあること。
これも檜の床ならではのすばらしさ。

優れた弾力性は、床の上で跳んだりはねたりする子どもたちの足首や膝関節、ハイハイをする赤ちゃんたちの手首の関節を守ってくれます。
温もりは、冬でも子どもたちの身体が冷えないように作用します。

抗菌力の恩恵にもっとも与かっている園児は、0歳児です。

0歳児が毎日上り下りする階段もヒノキ


ハイハイをしだしたら布おむつさえあてずに、「パンツとズボン」で暮らすのが森の樹の0歳児たち。この子たちの行動を支えているのは、いつでも木の良い香りを放っている檜の床なのです。

開園以来、子どもたちの心と体を守り続けてくれている檜の床。

この檜の床に、森の樹の歴史が刻まれています。