2月のお庭だより。待雪草(マツユキソウ)・蓬(ヨモギ)・梅の花・メジロ

待雪草(マツユキソウ)
太陽組のテラスの鉢と園庭の片隅で、マツユキソウが咲いた。
小さな妖精のような花が、ぶら下がって咲いた。なんて可愛い花。
花言葉は色々あるけれど「希望」「慰め」。

横浜は暖かいけど、雪が残るところでも咲くことのできるマツユキソウ。
草木が雪に覆われて、全てが眠ってしまったと思われるときに咲くマツユキソウは
昔の人にとって本当に希望と慰めだったはず。
神様がもうすぐ春が来るからと降らせた雪がこの花に変わった
という言い伝えもある。[2025.2.5]
蓬(ヨモギ)
ヤマモモの木の下に、中庭の桑の木の下に今年も蓬が生えてきた。
葉っぱをちぎって匂いを嗅ぐと、なんて良い蓬の香り。

和菓子の草餅の草は蓬の草のこと。そのまま天ぷらにしても食べられる。
お灸で使うもぐさの原料もこの蓬。
お茶にしたり、薬にしたり、栄養も薬効もたっぷりある生命力のある草。
枯れたように見える古枝の下から芽吹いた姿に春を感じる。[2025.2.12]
梅の花
子どもたちを毎朝迎えてくれる森の樹地蔵の後ろで、梅の花が咲いた。

つぼみが暖かい日差しに照らされ、日に日に大きくなり、
めいっぱい膨らんだところでふわっと開く。
この咲き始めが梅は一番美しい。
咲くのが待ち遠しい遅咲きのうすピンク色の森の樹保育園自慢の梅の花。
スズメたちもよくこの木でお花見しているよ。[2025.2.20]
メジロ
梅の花は花盛り。
そんな梅の花にやってきたお客さんは、ウグイス色のメジロという小鳥。

ウグイス色だけどウグイスじゃないよ。
目の周りが白いからメジロ。

梅の花の甘い香りに誘われて、花の蜜を吸いにやってきた。
花から花へ飛び回ってお食事するのに忙しい。[2025.2.26]