森の樹保育園の特徴


樹木と土と水の庭


2005 年4 月の創立時には小さかった樹木が大きく育ち、園庭は「土と水と樹木と草花」の庭になりました。

木陰がたくさんある涼しい庭です。
樹々の恵みが子どもたちの遊びと味覚を豊かにしてくれます。
朴の木の葉は朴葉焼きに、柏の木の葉は柏餅を包む葉に、梅はジュースや梅干しに。
他にも琵琶の実、ゆすら梅、山桃、杏、桑の実、林檎、椎の実、柿、どんぐり‥‥‥落葉などままごと遊びの材料もいっぱいの楽しくおいしい庭なのです。

収穫の終わった冬には、庭で焚火。
年上組が散歩先で拾ってきた薪を子どもたちが自ら鋸を使い切り揃えて準備します。
年長児がマッチで点火をしたら、焚火のはじまり。屋上畑から収穫した野菜を年長が料理して、大鍋での昼食・・・・森の樹の冬の風物詩です。

庭におもちゃや遊具はありません。
置いてあるのは、バケツ、スコップ、シャベル、お鍋やフライパンの古いもの。
どれも子どもたちには大事な道具です。
土と水を入れて運んだり、おままごとの道具になったり・・遊んでいるうちに、楽しく鍛えられて身体がしっかりと育つのです。

子どもたちが土山をつくり、川を掘り、穴を掘るからです。
このでこぼこ庭を赤ちゃんたちも歩きます。
でこぼこ庭をたくさん歩くことで、足腰が鍛えられます。
人生は平坦ではないかもしれません。
でこぼこの人生をずんずんと歩いていける足腰力と精神力は、小さい時から身に付けておくことが大事です。



0歳児室に赤ちゃん用階段
〜赤ちゃんの運動発達のために〜


森の樹では0 歳児室(虹組)は特別。
他の保育室は1 階にあるのですが、虹組の部屋だけは2階、しかも〝部屋の中には段差がないほうがいい〟という常識とは逆に段差だらけ。
その理由は、階段の上り下りや段差だらけの床をハイハイすることによって、赤ちゃんの足腰と腕をしっかり育てたいと考えたから。
0歳児の運動発達を促すためのアイデアが部屋の位置やつくりに活かされているのです。


階段は赤ちゃんのハイハイに適した形と高さに設計。

その他の特徴