森の樹ホールは、設計の工夫により、190 ㎡の余裕のある広さを確保しています。
ホールの床も廊下と同じ檜ですが、さまざまな〝演目〟がこの舞台で披露されます。
跳んだりはねたりの運動はもちろんのこと、歌をうたう、民俗舞踊を踊る、音楽表現リズムで遊ぶのもここが舞台。
入園式、七夕まつり、年長児のお茶席、夏祭り、お月見の会、運動会、文化祭、『森は生きている』公演、卒園式など、毎年恒例の行事もこのホールで行われます。
子どもたちの身体発達を促す舞台としてだけではなく、暮らしに不可欠の文化を伝える役目も果たしてきたのがこのホールです。
いわば万能のこの〝檜舞台〟が、森の樹の子どもたちひとりひとりの「身体と感性」を育んでいるのです。
小さい頃からホールで身体を思いっきり使って動き回り、
音楽表現リズムを楽しんできた子どもたちは、年長になると、
全員で掛け声を出しながらリズムに合わせて自在に動くことができるようになります。
スピード感抜群のダイナミックな動きです。
音楽も民俗舞踊も本物がいちばん!
〜〜子どもたちの感性を育てるために〜
音楽や民俗舞踊のお囃子にCD を使わない。
いつでも生演奏—— これも森の樹流の考え方。
歌も踊りもお囃子も、その道のプロに直々に職員がまず習います。
赤ちゃんの時から子どもたちは生の演奏や踊りを見て聴いて育ちます。
だから、大きくなるにつれ、自然に歌え、踊れるようになる‥‥‥これが大事。
耳と目が肥えて育つ——感性が育つとはこういうことをいうのでしょう。
職員が踊るのは 青森県「今別荒馬」。
民俗舞踊のお囃子は職員の生演奏。
生演奏用の楽器もさまざま用意しています。
ウォルナットのグランドピアノの他に、くりぬき大太鼓、締め太鼓、桶胴太鼓、竹太鼓、チャンゴ、マリンバ‥‥‥などなど。
林光曲「森は生きている」歌うのは年長児、見て聴いて楽しむのは全園児。
やさしい曲ばかりではありませんが、赤ちゃんのときから、親しんでいるので年長児になると自然に歌えるように。