森の樹保育園の特徴


ホールの屋上

〜ホールの屋上は年長用の畑〜



ホールの屋上には自然農の畑があります。
ここは当園の中でただ一つの「働くところ」。
畑は年長組の専用です。

園の屋上にわざわざ畑を設けたのは、子どもたちに収穫の本当の喜びを味わってほしかったから。
朝に晩に水やりをし、草取りをし、種まきをし、苗を植え、苦労して野菜を育てた上での「収穫」だからこそ、喜びもひとしお、食べ物への感謝の気持ちも自然に湧き上がってくるのです。
収穫した後も、洗って切って料理をしなければまだ食べられません。
その過程も体験してほしい、苦労したからこそ、食べた時に「美味しい」と感じるもの‥‥‥そんな体験をしてほしいと願って設計した畑です。


畑で収穫される野菜と花は年間で20 種類以上あります。

長ネギ、小松菜、菜の花、えんどう豆、キャベツ、じゃがいも、きうり、ミント、ラベンダー、よもぎ、どくだみ、のびる、さつまいも、白菜、里芋、八つ頭、大根、キンカン、夏ミカン、桑の実、赤紫蘇、青紫蘇 ハーブ各種 etc.
冬になると、畑の収穫物にて、焚火で森の樹鍋をします。
薪も大きい子たちが散歩で拾ってきます。年長児がマッチで点火しての畑鍋。
何日もかけて、畑の野菜を収穫し、洗い、ちぎり、子どもたちみんなで準備をしての鍋ですから、その美味しいこと!



〜保育室の屋上は草屋根〜



保育室の屋上は、草屋根です。
「つめ草広場」と子どもたちは言っています。

土の園庭はでこぼこですから、平らな野原もほしい̶̶。
そこから草屋根の発想が生まれました。
かけっこや、鬼ごっこ、わらべ唄遊びにぴったりの第二園庭です。

2階の赤ちゃんたちの部屋からもすぐに出て来られるので、赤ちゃんたちのよちよち歩きにもふさわしい庭です。
春にはたんぽぽと白つめ草がいっぱい。
つめ草の良い香りが満ち満ちています。
花冠をつくるのが大好きな子どもたち。
夏になると、お相撲草(オオバコ)で草相撲をして遊びます。
屋上に土がのっていると、階下の保育室は夏涼しくて冬温かいという副産物もあります。

「横浜の真ん中にあってもここだけは、樹木と草花と野菜との緑いっぱいの場所にしたい!」開園前からそう願っていました。

いま空から庭と草屋根と屋上畑を見下ろすと、森の樹の建物は全部、「土と緑」に覆われているように見えるはずです。

その他の特徴