2019年12月24日

森の樹の子どもたちは毎日木の家具に囲まれて暮らしています。
それは木を愛し精魂こめて木の家具作りをされている木工の職人さんのおかげです。
15年前の創立時に作っていただいた机と椅子も、何年かに一度修理をお願いしながら、使い続けていまだに現役。

先日も、修理が終わって帰ってきた机と椅子を見てびっくり! 
修理後の机が実に美しかったのです。



契りや補強板の美しさ!
こういう職人気質の方々がされる仕事の素晴らしさに触れると知らず知らず心が熱くなります。

ビスを入れたあとに、ビスの上から木栓を入れる。
釘やビスが見えないので美しく仕上がる
契り(ちぎり)は木片をきつく埋め込む修理の方法。契を入れると、しまって強度があがる
鼓のような契りの形も仕上げも見事な職人仕事!
少しガタついていた机も補強板でしっかりとした安定感を持つようになった

下の写真は3歳児の机アスレチック。3歳児は雨天室内遊びの時、こんなアスレチックが大好きです。

机アスレチックの時、この補強板は頼りがいがあります。一番下で踏ん張ってくれている机。補強板のおかげでびくともしません。子どもたちのアスレチック遊びを支えてくれているのは、力持ちの補強板なのです。



森の樹の机と椅子を見事に修理してくださるのは、「ZAIMOKUYA」の竹中さんです(下の写真 中央の方)。「ZAIMOKUYA」という名前からも木と木工の技術を大切にされる想いが伝わってきます。



残念なことに、今ではこうした職人さんも数少なくなってきたと聞きますが、
私たちはこれからも、地球環境のためにも、職人さんたちを大切にするためにも手作りの木の家具を大切に使っていこうと思っています。

ZAIMOKUYAさんが手作りしてくれた机と椅子は
この先もずっと森の樹の子どもたちを見守り続けてくれるはずです。