2019年12月16日

おやつ秋11月みかん

おにぎり、丸ごと野菜、果物、お煎餅。
この中からどれか二つをおやつにするのが森の樹流。
おやつも季節感を大事にしています。
秋が旬の果物と野菜といえば‥‥‥
「やったあ!みかんとさつまいもだ!」



蜜柑は1歳児から年長児まで大好きな果物。
それぞれの年代の食べ方をちょっと見てみましょうか。

まずは1歳児の様子から。「自分の蜜柑なんだから自分で剥きたい!」と、みんな一生懸命。
皮はばらばらになりますが、自分で剥いて美味しそうに1個ぺろりと食べきります。

 

以前、1歳児のある保護者の方が驚いた様子でこう話されていたことを思い出します。
「1歳児でも蜜柑の皮が剥けるんですね。びっくりしました。今まで全部剥いてあげてしまっていました。自分で剥いたほうが楽しいですよね」

3歳児になると尊敬する年長組のやり方(むいた皮の形がお花の形になるように)を
真似るようになってきます。
皮がばらばらにならないように、丁寧にお花の形に皮をむいて‥‥‥



成功しました!
2歳児の頃は、皮は剥けるけれどもちぎれてバラバラになってしまっていたのです。
「花蜜柑」に成功したことが嬉しくて年長組に見せにいった3歳児です。

続いて4歳児
年長児の「花蜜柑」に憧れて、剥き方が丁寧になり、
「花蜜柑」成功率があがってきました。



蜜柑の皮を綺麗にむくためには、手先が器用であることが必要なのですが、
この手先の器用さを育てるのは、実はしっかりとした身体の幹、いわゆる「体幹」の力です。

体幹が育つと、自然に手先は自由に動くようになってくる——。
このことを森の樹の子ども達はよくわかっていますから、
体幹を育てるための練習という意味も含めて
毎日の雑巾がけや手押し車などの運動に一生懸命取り組んでいるのです。
体幹を鍛える運動のおかげで、お箸の使い方もずいぶん上手になってきました。

年長児になると‥‥‥ご覧の通り!



体幹がしっかりと育ってきていますから、「花蜜柑」になるむき方もささっと上手に出来るようになります。
たくさんできた「花蜜柑」を飾って、小さい子に見せてあげるのが年長児の〝誇り〟です。

こうした体幹の力、手先の器用さは、もちろん蜜柑の皮むきにだけ現れるわけではありません。
縫い物も、紐編みもとても上手になってきました。